妊娠中期の中絶は妊娠初期の中絶とは違い、陣痛促進剤を使って出産をする。
妊娠から死産まで新中野女性クリニックにお世話になった。
この病院では人工死産をする時、前日入院し当日の朝早くから処置を行う。
夜ご飯は病院で出されたご飯を食べた。ご飯が美味しかった
前日に子宮口を開くバルーンを入れた。
ちょっと痛いと言われたが、それほど痛みはなかった。
翌日は朝8時位から陣痛促進剤を1錠膣の中に入れた。
一定時間経つごとに人陣痛促進剤を追加し、人工的に陣痛を起こして死産させる。
2錠目を追加した後で、嘔吐した。
薬がよく効いていると吐くらしい。
もっと早く言ってほしかった(泣) 今日の病院の朝ごはんの焼き魚と納豆食べたせいで部屋がめちゃくちゃ臭い ww
陣痛の痛みが5分間隔くらいになってきたところで3錠目追加して痛みは更に加速する。
テニスボールはないけど、腰のところをボールで押していないと耐えられないくらいの痛さにはなってきた。
まだお腹の中に子供がいて陣痛の痛みと闘ってる時に、火葬業者の人が来た。
意識朦朧としながら痛みと闘ってる時に、旦那と業者の人が死産届とか火葬手続きについての打ち合わせを始めた。
普段あまり怒らないけどだんだんイライラしてきて、「病室の外でその話しろよ!こっちはお腹にまだ子供がいて陣痛の痛みで意識飛びそうなの我慢してるんだよ!!デリカシーねぇな!」って叫びそうになるのをぐっとこらえて飲み込んだ。 エラい私
夕方頃に先生が診察しに来て、最後の促進剤を入れるといって5錠目を追加した。
陣痛の痛みはMAXで、腰を金属バットでフルスイングされているような痛みだ。
「痛い、痛いよ~」と言いながらあまりの痛みに力んでしまった瞬間、パンと羊膜が割れて生ぬるい液体が流れてきた。
同時に、ドルゥンっていう感じで赤ちゃんが出てきたのがわかった。
ナースコールを押して赤ちゃんが出てきたことを伝えると、車椅子に乗せられ手術室に運び込まれた
赤ちゃんはすでに体外に出ているが、胎盤などの後処理があるらしい。
先生が子宮口に手を突っ込んで胎盤を掻き出しているのは動揺したけど、そうか子宮口開いてるから手が入るんだな~なんてぼんやり思った。
病室に戻ったら旦那が待ってて、助産師さんがキレイにしてくれた赤ちゃんを箱の中に入れてもってきてくれた。
20週に満たない赤ちゃんは、とても小さくて、でもちゃんと顔や体は出来上がっていた。
小さいけれど動かない赤ちゃんを見つめながら、旦那が涙を流して泣いていた。
「また今度頑張ろう。」っていったら泣きながら旦那が小さくうなずいた