すでに安定期に入っていたため、上司や人事へ産休の連絡をしていた。
上司に21トリソミーであること、今回は諦めて死産を選択したこと、産休と育休の取り消しをして今まで通り元の職務に戻りたい旨を淡々と伝えた。
別に無理をしていたわけじゃなくて、死産を選択した時から全然悲しくなくて、なんで私が?とかも思わなくて、想定内の問題が起きた時って人はこんな風に冷静に物事を客観視できると思っていた 。
私が気丈に振る舞っているように見えたらしく、報告している電話口の向こうで上司が泣き出した。
泣かせてしまった。
私は悲しくないのに、上司が泣くからもらい泣きしちゃった
今思うと、もしかしたら自分がこれ以上傷つかないようにすべての感情をシャットダウンしてしまってたのかもしれないし、心の整理がついてなかったのかもしれない、あるいは命の大事さをわかっていなかったのかもしれないが、今もどれが本当の感情だったかはわからない。